FX 失敗

逆張りとは?

逆張りとは?

2012年3月、AIJ投資顧問が、厚生年金基金などから預かった年金資産を、「逆張り」の手法で運用し、結果的に多額の損失を出したという問題が起こりました。とはいえ、社員全員が逆張りの手法ばかりを使っていたのではなく、順張りで堅実に利益を上げていた社員もいたそうです。

そもそも「逆張り」とは、相場のトレンドに逆らって、売買をするということを表します。たとえば「相場が下落している場合に、あえて買いにいく」ということ方法です。相場が下落トレンドであって「1ドル=100円」から「1ドル=98円」に下落したときに、「そろそろ底値かもしれない」と予測して買うというのが逆張りです。

この方法ですと、うまく行けば底値で買うことができて、利益が出た場合は大きくなります。しかし「底値がどこなのか?」は誰にも予測できません。相場が反転せず「1ドル=95円、93円......」と下がっていった場合は、損失が大きくなってしまいます。

逆に「順張り」というのは、相場が上昇に転じたのを確認してから「今後も上昇するだろう」と予想して買うことを言います。この方法ですと、底値で買うことができないので、利幅は大きくありませんが、利益をとりにいくことができる可能性が高いです。

AIJ投資顧問が預かっていたのは、年金資産だったのですから「利幅は小さくても、より確実な方法で、資産運用すべきだった」と言えるのではないでしょうか? 「失っても生活に困らない、余裕資金を投資してみる」というならば、逆張りというリスクの高い方法で「儲けが出たら幸運、出なくても生活には困らない」という賭けに出てもよかったのかもしれませんが。

本業を持ちながらFXに取り組んでいる個人投資家は「このお金を失ったら生活に困る」というようなお金は、リスクの高い投資をせずに、順張りでコツコツと利益を上げていくべきです。余裕資金を投資する場合も、失っても生活には困らないかもしれませんが、「できればお金は失わないほうが良い」です。逆張りをするなら、チャートの読み方を理解して、資金力も豊富になってからのほうが、より安心です。

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