FX 失敗

レアものに潜むリスク

レアものに潜むリスク

「お金が貯まらない人の悪い習慣39」田口智隆著には、「レアもの」への投資はリスクが高く、普通に手に入るもののほうが、利益につながりやすいということが書かれています。一般的なビジネスであれば「レアもの」だからこそ、高値がつくということも考えられるでしょう。レアものを探し出すために、時間や労力をかけることも、意味があるかもしれません。

しかしながら、FXの世界で「レアもの」に手を出すことは、リスクが高いのです。特に、流通量の少ない通貨は「流動性リスク」といって、決済したいときに買い手がつかず、望みどおりに決済ができないというリスクをはらんでいます。

また、南アフリカランドやトルコリラなど、最近人気が高まっている高金利通貨もありますが、南アフリカやトルコの経済情勢、政治の状況などを知ろうと思えば、投資家が積極的にニュースを見たり、海外の情報を知ったりする姿勢が必要です。OLやサラリーマンなどの本業がある場合には、そこまでFXのために時間や労力を割くことができるかというと、難しい方もいるでしょう。

だからといって、高金利通貨の魅力を完全に捨ててしまうのも、もったいないです。たとえば、ユーロやドルを取引して、資金に余裕が出てきたときに、余裕資金のなかでも、さらに余裕のある部分で、こういった高金利通貨を取引してみる、というのは良い方法かもしれません。

政策金利の利下げや、通貨価値の下落の兆候が見られたら、すぐ手放すという心構えも必要になります。流動性の低い通貨が暴落してしまうと、さらに手放すのが難しくなりますので、注意が必要です。

初心者の間は、ユーロやドルなど「誰でも手に入る、流通量の多い通貨」を取引すること。慣れてきたら、流通量の少ない通貨にも、少しずつ挑戦していくことが大切です。とはいっても、「FXに慣れてきた」と判断するのがどこか、というのは難しいところではあります。

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