FX 失敗

自動売買の落とし穴

自動売買の落とし穴

先日、有名私立大学の大学生が投資家から資金を集め、海外に逃亡したという報道がありました。大学生は「株の値上がり、値下がりを監視して自動売買をするシステムを開発した」として、投資家から資金を募っていたそうです。

FXでも株でも「自動売買」には落とし穴があります。自動売買システムは「過去のデータ」をもとに開発されるため「未来を予測する」には限界があります。たとえチャートの動きが過去と同じような状況になったとしても、未来まで同じ値動きになるのかどうか誰にもわからないのです。

システムが役に立たなくなるケースも

また「カーブフィッティング」という問題があります。過去のある状況において極端に高い勝率が上がるように自動売買システムを作るということです。たとえばドル円の相場が「80円~82円を行き来している」ときに「80円で買う、82円になったら売る」といったシステムを作ると、この間はとても良い成績をあげてくれるのですが、相場がレンジを抜けたときにはこのシステムは役立たなくなります。

このような可能性も考えると、自動売買システムの成績を見るときは「極めて特殊な状況だけで試験されたものではないか?」「充分な回数、様々な条件化での試験が行われているのか」をチェックすべきです。

安易な考えでは稼げない

最近は様々な自動売買のロジックを購入することができるようになりました。FX業者が販売しているケースもありますし、ネット通販などでロジックを購入できるケースもあります。でも「証拠金を預け入れれば後はシステムに任せて利益を上げられる!」という安易な考えは起こさないようにしましょう。

FXで大切なことは「リスク管理を徹底すること」です。自動売買で損失を出す人は、相場が予想外の動きをしたときに対処しきれなくなった、ということが多いです。「予想と違う値動きが起こったときに自力で対処できる」という人が自動売買を利用するのは良いのですが、初心者の間はまず「自分の手で」ポジションを買って売る、という経験を積みましょう。

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